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　社会を変えうるエビデンスに光を当てる「DST EVIDENCE AWARDS 2024」。7月9日から10月10日まで、エビデンスを社会実装し課題解決に寄与したもの、その促進に繋がるような研究成果、研究アイディアを募集したところ、研究者、自治体、企業など多様な方々より41件の応募がありました。
　厳正なる一次審査の結果選出された8団体のファイナリストが、11月19日(火)のアワードイベントにて審査員の前でプレゼンテーションを行い、大賞、優秀賞が以下のとおり決定しました。

▶アクション部門　大賞

応募者	プロジェクト名
岐阜市	ビッグデータ・AI解析で子どもを守る、地域で守る通学路安全対策ワークショップ

▶エビデンス部門　大賞

応募者	プロジェクト名
つくば市/ 筑波大学/山武市	新規要介護認定を受けた高齢者の疾病パターンの分類と予後の関連

▶アイデア部門　大賞　　該当なし

▶アクション部門　優秀賞

応募者	プロジェクト名
アストラゼネカ株式会社 / 富士フイルム株式会社	肺がん治療における化学放射線療法過去症例検索システムの開発
岩手県 / 「岩手の幸福に関する指標」研究会/ 総合計画審議会「県民の幸福感に関する分析部会」	県民の幸福を守り育てる取組 ～県民のWell-being向上を目指した政策展開の実践～
岡山県	調査用封筒の切り替えに向けた検証

▶エビデンス部門　優秀賞

応募者	プロジェクト名
DeSCヘルスケア株式会社 / 濱谷 陸太/福田 洋/竹林 正樹/森 正樹/松島 隆二/中野 憲/三宅 邦明/谷 芳明/横川 博英	身体活動や心血管リスクバイオマーカーに対する健康アプリkencomの効果
横浜市立大学 金子 惇 准教授 / 沖縄県立病院附属診療所医師 /池田 登顕/ 相馬 優樹/野村 理/清水 沙友里/ 井上 真智子	へき地医療の現場からのエビデンス発信と持続可能な医療提供体制の構築: 離島診療所のPractice Based Research Networkから全国のへき地医療研究ネットワークへ

▶アイデア部門　優秀賞

応募主体	プロジェクト名
パーソルホールディングス株式会社	Gallup World Poll を通じた世界の”はたらく Well-being” の可視化とその実践

また、惜しくもファイナリストには選ばれなかったものの、課題解決のためにデータベースを堅実に構築している点が高く評価された以下の5事例を、「データベース構築賞」として表彰を行いました。

▶データベース構築賞

応募主体	プロジェクト名
中外製薬株式会社	患者さんの命を守る次世代情報プラットフォームの実現に向けて “副作用DBツール”を通じた医療変革
福岡市 / 九州大学	エビデンスベースで推進する健康施策
株式会社プリメディカ / 髙木 智久/内藤 裕二/井上 亮	日本人腸内細菌叢データベースを活用した腸内環境評価システムの開発と検査サービスの事業化
株式会社WiseVine	成果重視型政策立案プラットフォーム（Build & Scrap）の構築・推進
早稲田大学 大西 宏一郎 教授 / 久保田 荘/遠山 祐太/早稲田大学データ科学センター/(株)みずほ銀行デジタルマーケティング部	コロナ禍での定額給付金が家計の消費行動に与えた影響

エビデンスの質はもちろん、社会実装に重きを置くDST。研究者だけでなく、ビジネス、自治体といった様々な角度から社会を変えていく、という強い思いで審査を実施しています。大賞については、住民ひとりひとりが実感を持って交通安全を考えるためにエビデンスを使った点や、今後の介護保険を変えていく可能性があると期待される点などがそれぞれ高く評価されました。

当日、会場には、企業・自治体・アカデミア・メディア関係者と合計200名以上の皆様にご来場いただきました。
志同じくデータ・エビデンスの力で社会をよくしていこうとする方々が一同に集い、熱気溢れる、社会変革の可能性を大いに感じるイベントとなりました。

ご応募いただきました皆様、ご来場いただきました皆様、そして何より、発表頂きました皆様、誠に有難うございました！

※本件に関するプレスリリースは下記よりご確認頂けます。